22発が着弾
天木直人さんが「自衛隊のサマワ派遣は憲法9条違反ではなかったのか」という記事で
と書いているのを見て少し驚いた。一応ググってみると中日新聞:イラク・サマワで13回22発着弾 陸自狙う 統幕資料から詳細判明という記事がひとつだけ見つかった。
・自衛隊のサマワ派遣は憲法9条違反ではなかったか
・13日の東京新聞が一面でスクープを掲載した。
・自衛隊統合幕僚監部から独自に入手した資料によれば、陸自への攻撃が13回あり、22発が宿営地およびその近辺に着弾したという。予想以上の危機的状況だったという。
サマワへの自衛隊派遣は天木さんが今回もはっきりと指摘しているように
とはっきりした違憲判決が出ている。
・バクダッドへ多国籍軍への空輸活動を行なう事は、多国籍軍の武力行使と一体化した行動であるとして、専守防衛を定めている憲法9条への明白な違反である
・立場を超えて、誰が見ても違憲である
けれども、この時に天木さんが強い論調で激しく指摘したように、大手マスコミはこの超重要な判決を一応報道はしたものの、この判決は誰が見ても「自衛隊派遣は明確な違憲行為である」という判決で、判決内容からすると「国の根幹に関わる大問題」だったのに、報道各社は報道協定で取り決めたかのように論評を避けて「華麗にスルー」してしまった。
それだけじゃなくて、2007年11月13日の国会答弁では戦死者が35名になったと答弁されてる。
byネットゲリラ: レミング自衛隊
自衛隊員イラク戦での戦禍
陸自
戦死 ・・・7名 その他・・・7名
空自
戦死 ・・・1名
海自
戦死 ・・・12名
その他・・・8名
合計 ・・・35名
この時も完全に完璧なスルーだった。
で、今回は自衛隊のアフガン派遣問題。なぜかそれが当然であるかのように自衛隊派遣が違憲である事に関する論評はまるでない。むしろ自衛隊派遣に関しては違憲判決が出た際の判決を元にして憲法に違反していても、国に賠償責任はないので自衛隊派遣には問題がないという姿勢を貫いているように見える。
どうしてこんなにおかしなことになってるんだろ?
自衛隊は軍隊なのか? 憲法は変える必要があるのか? 日本は核兵器を持つ必要があるのか? 日本が国際貢献するために必要な体制は?
どれもきちんと喧々諤々と論議し続けた上で国民がそれを決定していくことだろうに...
不必要に流動性のないブラックボックスの領域を増やせば増やすだけ組織は腐敗して弱体化し、使い物にならなくなるっていうのに... こんな調子だとアメリカに見放された上にあっという間に中国に飲み込まれるんじゃないのかな? ほんと大丈夫なんだろうか?
イランのミサイル写真改変:パロディ写真のいろいろ
この写真を見て、日本って言う国が核兵器を持たないってことはある意味こういうことなんだよなぁ... などと考えてしまった...