今日牛丼





吉野家向け輸入牛肉に危険部位混入


2003年5月:カナダ産牛肉輸入差し止め
 要求した全頭検査が受け入れられなかったため
2003年12月:アメリカ産牛肉輸入差し止め
 福田康夫官房長官「(米国)で全頭検査をしなくても納得いく状況があれば、(日本への輸入を)認めなければいけない状況もあるかもしれない」
 →ダブルスタンダードだと批判される
2005年12月:アメリカ・カナダ産牛肉の輸入再開
2006年1月:アメリカ産輸入牛肉から危険特定部位である脊柱の混入が検疫で発覚。
2008年4月:アメリカ産牛肉から危険特定部位である脊柱の混入が吉野家の加工工場にて発覚。


牛海綿状脳症 - Wikipedia


確かに、狂牛病の原因が異常プリオンによるものだと完全に断定された訳じゃない。だけど現時点では、狂牛病の原因には異常プリオンが関係している可能性が非常に高い。


そして、月齢30カ月以下の牛は、検査をしても異常プリオンが非常に検出されにくく、月齢20カ月以下ではほぼ検出されない。でも、これは決して安全だという訳じゃなく、仮に汚染されていても蓄積されている濃度が多少足りないから検査の網に引っかからないだけ。


問題となる異常プリオンは牛の脊髄、眼、脳、扁桃などの特定部位を取り除けばほぼ(99.5%)取り除くことができるから、


全頭件検査を行って検査に引っかかった牛を取り除くよりも、牛全頭の危険部位を取り除いて出荷することを義務づける方が、安い値段で遥かに安全な牛肉を出荷できる。(コスト面に関してはこういった処置が継続的になされることが前提)


それなのに、日本の行政は全頭検査ずっと行ってる。


衆議院議員 河野太郎発行メルマガ「ごまめの歯ぎしり」ブログ版 » 7月31日の時限爆弾


> BSEパニックの時に、パニックを鎮める意味で全頭検査を導入したのは間違ってはいなかったかもしれない
> 食品安全委員会は、二十ヶ月以下の牛を検査しても、プリオンが検出できないので、意味がないから二十ヶ月以下の牛の検査はやめるべきだと結論を出している。
> BSE対策で、より重要なのは、検査ではなく、特定危険部位の除去なのだ。
> ピッシングをやめるために、牛に電流を流すことによって脊髄反射をとめる装置を導入する必要がある。その装置が数百万円ということを考えれば、不必要な検査をやめて節約した費用でその装置を導入し、ピッシングをやめることができるところもあるかもしれない。


大切なのはまず安全なことで、次にその安全を得る方法ができるだけ簡単で分かりやすく、できるだけ安い値段で実行できることなんじゃないのかな?


やればやるだけずっと高額な負担が発生し、その検査機関が大きな権限を持つような現状の全頭検査は止めて、単純に全ての牛の特定部位を除去しなければいけないようにして、調査のためにごく一部の牛だけ検査するようにするべきなんじゃないのかな?


アメリカも日本もそういった体制を取ろうとしない。


なぜ? どうして?



世界・狂牛病の原因は「肉骨粉」ではない ある農家の仮説
これも仮説。狂牛病の研究は進んでるんだろうか? それと、アルツハイマー認知症の一部またはそれなりの割合が狂牛病かもしれない?って説はどうなったんだろ?



 死の病原体プリオン