作られた食料危機

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政府、途上国に1億ドルの緊急食糧援助実施へ
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バイオ燃料普及、食料高騰で見直し機運・ＥＵ、利用目標再検討も

イラク戦争。中東の政情不安。地球温暖化を背景にして二酸化炭素を減らすという前提のもとで、もともと食料や家畜用の飼料として生産されていたトウモロコシを原料として生産されるバイオエタノール。ガソリンの高騰。サブプライム問題。

この極端な食料危機を作り出している要素ってこんな所かな？

世界的に飼料や食料の値段が高騰してしまった。そして現在メインとなってるトウモロコシからバイオエタノールを生産するのではろくに二酸化炭素を減らす事ができない上に環境を汚染している現状があり、さらに途上国においては大規模な森林伐採を引き起こしてしまい相当大規模な環境破壊を引き起こしてる。

にも関わらず、アメリカはバイオエタノールの生産を見直す動きを全く見せてない。

それでも、ドイツなどＥＵにおいてバイオエタノールを見直す動きが少しずつ出てきたのが嬉しい所だけど、問題は政府が補助金を出して大規模に生産してるアメリカとブラジル。

福田首相は環境サミットでこの問題をきちんと取り上げるだろうか？

「環境サミット」であるにもかかわらず、現在、大規模な地球環境破壊の元凶となっているバイオエタノールの生産とその問題点について議論が行われないとしたら、それこそ日本は世界の笑い者なんじゃないのかな？

それと、日本は環境先進国でカラカラの雑巾を絞るような現在の状態から二酸化炭素排出を減らしていくのは...　などと言ってたけど、原油高騰の影で知らぬ間に国内で石炭発電を増やしてるとか、確かに最先端の環境技術はあるのかも知れないけど発電所から出る余剰廃熱がほとんど利用されてないとか、「カラカラ雑巾説」は信用できないって言われ始めてる...

で、結局そういった感じで増えてる二酸化炭素を地中に封入するとか言ってるみたいだけど、そんなにうまくいくのかな？

日本、先進国で最下位　石炭発電依存が低評価
石炭火力発電
「石炭などを原料とする巨大火力発電所の建設中止を」｜温暖化いろいろ
二酸化炭素を地中に注入する技術 | WIRED VISION