ゴミ溜め

それにしても酷い。


起きてしまった出来事としての秋葉原での事件も相当に酷いけど、事件に関しての報道がかなり滅茶苦茶なことになってる。当初報道されていたことやその後報道され始めたこと、誰がどう見聞きしても理解不能な犯人の人格に関する諸情報など、事件の異常さと現代的な情報闘争的側面などが絡み合って、本当に支離滅裂なことになってる。


派遣大手の日研総業が、自動車大手のトヨタの下請けである関東自動車に派遣してる人間、ということや、明確に首切りされる人間が現実に犯行に及んだらしいことや、嫌がらせとして作業着を隠した可能性が相当程度あること、などの点で報道しづらいということらしいけど...


さらに、今回の事件に関するマスコミの報道の迅速さは一体なぜ? とか思ってたら、掲示板ネタが出てきて、当然通報が警察に入ってるから警察とマスコミの対応がアレだったのねぇと納得。それにしても掲示板でのやり取りの切り取り方とコメントの付け方がほんとにまた酷い...


そんな中、いつも飄々とコメントを吐いている感じの隊長さんが人とは、理由もなく生き、理由もなく死ぬものだ規制の矛先は「サバイバルナイフ」なのかーーーッ!!と続けて殊勝なことを書いてる。(その前の「後先考えずにちゃぶ台返しされても困る」もすごくタイムリーな突っ込みでいい感じだったけど、全く関係ないな...)


そんな所にエコノミスト森永卓郎さんが書いてる“基礎年金の財源=消費税18%”の欺瞞を読んでどうしても消費税アップで年金財源を賄いたいのなら、「5%対7%」という二つの選択肢で国民に問うべきである。を読んで、8%でいけるだろとか適当に考えてた浅はかさを打ちのめされ、最近気になってる排出権取引に関するジャパハンの10年か15年に一度、気候変動が惨事を生むとの風説が流れるを読んで、そのあと、原油価格は下がる仕組みになっている。オイルショックのときも同じだった。善良な大衆を騙すのがエコ運動の真の目的なのだ。カラクリを知った上で騙されてみるというのもありのなのだが、知らないで騙されるのは問題である。を読んで、やはりそうなのかなどと思いつつ、オイルショック当時のことを知りながら何も言及しない人々はいったい何なんだ? などと考え込んでしまった。


ついでに付記:
竹中平蔵の手下、世耕弘茂・参議院議員(現代のゲッペルス)が、「朝まで生テレビ」に出ていたときの映像が、「お笑いみのもんた劇場」にある。他には、雨宮かりん女史、湯浅誠森永卓郎が反格差側の論者として出席。格差容認側としては、宮内義彦の手下の奥谷礼子、カツラ企業家の堀紘一ら。森永の的確な反論が光る。を読んで「お笑いみのもんた劇場」へ行き、生テレビ朝ズバを見て暫し呆然...


硫化水素関連で、あの朝ズバがあそこまで明確に何と何を混ぜたか分かるような放送をしてたなんて、いくらゴミが叫ばれて久しいマスコミと言えども、ちょっとあまりにも酷い。さらにその後、自分たちのしていることを棚に上げて件数が急上昇してるのを取り上げて好き勝手なことを言ってるのにも辟易してしまった。


少し前に、自殺と殺人と...硫化水素自殺でのマスコミの責任について言及したデジタルDJの記事で想起された事柄を書き連ねてみたりしたけど、大手新聞がどうといった程度の問題じゃなかった。


さらに少し前に、暴動で「いや、もうずっと前から(暴動は)起きてるのかな」と書いたことが絡まりあって、もう何だか、本当にげんなり...


確かに就職氷河期関連の問題はどれも酷いけど、最近、小林多喜二蟹工船が若者の間で読まれて共感を呼んでるって言う話題について、そんなのは単なるいつもの釣りネタだと思ってた。だけど、もしかしたら本当にそうなのかも知れない、とか思うようになり始めてしまった。


あの事件が起きた現場で颯爽とイケメンの刑事が活躍してたみたいだけど、織田裕二みたいなイケメンじゃなくてもいいからみんな大声で叫ぶべきなのかもしれない。「事件は会議場で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」「これは暴動だ!」って...