どっちだ

ダウは1万2千割れ、日経平均は1万4千割れで止まり、ここからの展開がどうなるのか、ちょっと怖い気もしたりするこの4〜5日間。


世界の様々な国の動きが入り交じって様々な部分で流動的な状態ができつつあることが北朝鮮問題によって国内でも一気に表面化した感があるのだけれど、国内の政治においても中川秀直議員が官僚潰しに乗り出し、江田健司議員が脱藩官僚の会を立ち上げ、阿部元首相が山崎拓議員に北朝鮮問題で苦言を呈し、民主党では前原誠司議員が退場勧告を受けるなどの動きが...


そんな中「もう民主党は分裂した方がいい」と言う人もいるみたいだけど、これに関しては天木直人さんがこれまでに何度も何度も繰り返し主張してきているように、民主党は今は何としても石に齧り付いてでも政権交代を起こさなければいけない時なのだから、野党の政党が政権を取れるとかどうかの瀬戸際においてそれ以上に優先させることなどないのだろうから、寧ろ小沢代表が直接勧告してもいいくらいだと思う。


天下を取れるかどうかの重大な局面で、裏切り者の首を即座に刎ねるのは当然のことでしかないと思うのは考え違いだろうか?


民主党が一枚岩じゃないなんてことは国民のほとんどがよく知ってるし、民主党が仮に政権を取ったとしても、すぐに物事がきっちりしっかりマシになって世の中が良くなっていくと思ってる人などロクにいないと思う。それでも現在の司法立法行政がガッチリ絡み合って固まってしまい、ほどけなくなってどうしようもない現状を少しでもマシにするためには政権交代ができる状態をつくっていくしかないのだろうし、その方が少しずつでも物事をマシな方向に向けられるだろう。と考える人々が民主党を支持してるんじゃないだろうか?


自民党が何と言おうと、民主党が何と言おうと、現在の党の枠組みで選挙が行われる限り、次の衆院選は間違いなく政権交代をするべきか否かを国民に問う選挙だ。


「前原議員+小泉元首相+小泉チルドレン小池百合子議員+ほか」に期待するといったほかのグループに期待を寄せるという意見の表明は、現在の自民党をそのまま支持します、と言っているのに等しい。仮に小沢代表が前原議員に離党勧告を出したとして、それによって前原議員が自民党や小泉グループに移ったとして、それにインパクトを感じる人などいないと思う。


騒ぐのは政局好きで飯の種が増えるマスコミだけであって、政権与党にべったり張り付くしか脳のないマスコミは小泉やいのやいの民主分裂しろと騒ぎ立てる。それだけのことであって、実際にはまるでインパクトなどない。


今の構図というのは「選挙後を見据えて分裂し始めた自民党」と「一致団結して政権交代を目指す民主党」の戦いになっているのであって、負け戦になる可能性の高い自民党議員が負けた場合にどう動くかを画策しながら、負けないで済む方法を必死に模索している状態になっている。


民主党をしっかり分裂させることがもしできたなら、それは自民党の完全な勝ちを意味するのだし、民主党が一致団結して次の衆院選を乗り切ることができれば過半数を取ることができなくてもそれは民主党の勝ちを意味する民主党は少なくとも現時点で参議院過半数を持っているからだ。


さてさて、果たして次の選挙はどうなるのやら...


追記:
この件に関して、この程度のことを取り上げて何処の某は自民党付きの御用学者だとかそんなことを書くつもりは毛頭ないのだけれど... ん〜、直すの面倒だから、まぁいいや。iPhoneの「ノキア1100は2億台」に続き「Facebookがネットワークを公開しないのは、マイクロソフトがコードを公開しないのと同じだが」や、リスク分析を無視した原子炉モジュールの記事、といった方向より25日の電波関連やいつもの書評でバリバリ行ってくれると助かるなぁ... バカだから行間を死ぬほど読んでもソッチ系の記事は東大卒のハイパーな頭脳の動きについていけないや。