なんだかなぁ...

waiwaiの一件はどうなったかな? ほんのちょっとだけはネットの大手マスコミにもとりあげられたみたいだけど、テレビにも新聞にも取り上げられてないし。大手は全て根っことなる方々に浸食されてしまっているというのを露呈してるってことなのかな? 気のせいであってほしいんだけど。


それにしてもこんな状況の中で、とんでもないことを書いてる大学の準教授さんなんてのもいたりして
H-Yamaguchi.net: Ryann Connellの著書のレーティングがやけに高い件


・なんで誰もチェックしないのよとは思う
・もう記事は消えちゃったし、今毎日新聞を叩いたところで海外における日本人の評判がどうかなるわけじゃないし。
・こっちの方がよほど影響力大きいんじゃないかと思うんだがどうなのかね。(ライアンの本2冊を提示)
・「日本を侮辱する記事」と怒ってる人たちは、これらの記事の多くが日本の週刊誌からネタを拾ってることもお忘れなく。
などと、本当に博士号持っていて英語に詳しい大学の準教授さんなのか?と思うようなことを書いてる。


「なんで誰もチェックしないのよ」って、そんな訳がない。大手でなくとも、雑誌の記事は世の中に出されるのに最低でも2人の人間にチェックされる。ほかの人間にチェックされずに世の中に垂れ流しになる記事ってのは、基本的にブログのような個人的媒体や同人誌的な小さなモノを一人で刊行している場合だけしかないんじゃないだろうか。それに、今回の件は何年も前から気づいた人が何度も指摘していたのにそれを無視して続けられていたのだし、metaからも組織的だったことが裏付けられてるから、悪質な組織的犯行である可能性が高いので騒いでる訳だ。



「今更どうにかなる訳じゃない」って言うのも、言い訳が「きちんとチェックしなかった」ならそれでもいいけど、外国語版トップページに小さな訂正とリンクを表示して、そのリンク先で流した記事と引用した雑誌社や日本語の元の文章を全部曝した上で部外の者に正確に翻訳させて違いを指摘させ、捏造については捏造であることを提示して謝罪文を載せるということを、記事を流し続けたのと同程度の期間おこなう。当然、waiwaiは閉鎖せずに本来の趣旨にあった真っ当な記事を今までと同様のペースで配信し、全ての記事について以前と同様のメタタグを使用してwaiwaiにおける手違いと間違いを表記して、以前の記事を引用した人々に記事の削除と訂正の提示をお願いする。その上で、世界中に配信された記事を記事作成者たちの手でできうる限り見付け出し、該当URLや削除前と削除後のページ内容を載せて成果として報告する。といった行動で相当程度に改善することができるんじゃないかな?


それに、ライアンの本2冊や元ネタが週刊誌であることを取り上げてるけど、それこそどうにかしてるんじゃないだろうか? リンクの張られてる2冊の本を見れば一発じゃないか。


 


誰がこの本を見て、書いてある内容が本当に間違いのない本当のことだと思うんだろうか?


元々、これをやってたのがどっかその辺のタブロイド紙やしょーもない週刊誌だったら「相変わらずしょーもない嘘記事書いてるなぁ」で終わってしまったことだろう。でも、書いてたのは日本の大手3大新聞のひとつで、その3大新聞の一つが指摘されても訂正せずに延々と続けていた。というのが問題の発端なのに...


立場を変えて考えてみるといいんじゃないだろうか。日本人が外国に行って本屋で上の画像みたいな絵が書いてある新聞や雑誌を買って、この国の母親は息子の成績が上がるように勉強の前に息子のアソコをしゃぶる。って書いてあったとして信じるだろうか? そんなもの誰も信じないだろう。


でも、同じことがアメリカの3大新聞であり信頼できるニューヨーク・タイムズに書かれていたらどうだろうか? まさか? いや、でも超有名どころのニューヨーク・タイムズが3人や4人もの社内検閲を通した上で載せているのだから、たぶん、本当のことなんだろう。へぇ〜、この国ではそんな習慣があるのか。知らなかったなぁ、と本当に信じ込んでしまうのではないだろうか?


これが今回の一件の本質じゃないのかな?


ブログを眺めた感じだと、自分なんかよりよっぽど頭も良くてメディア・リテラシーの高い人みたいだから、こんなにバカバカしい論調を普通に垂れ流すってことは会員さんだってことなのかな? よく分かんないけど...